長青山 寶樹寺 梅窓院とは
『長青山 寶樹寺 梅窓院』は、港区青山にある浄土宗のお寺です。
その歴史は古く、寛永20年(1643)徳川家康公以来の家臣、老中青山大蔵少輔幸成公が逝去の時、 青山公の下屋敷内に13,247坪の地を画して側室を 大檀越として建立されました。(現在の梅窓院は三千余坪)
寺号は青山幸成公の法名 「梅窓院殿香譽浄薫大禅定門」 と、 側室の法名 「長青院殿天譽利白大姉」 から、 長青山 寶樹寺 梅窓院と名付けられました。
開山は戴蓮社頂譽上人冠中南龍和尚でありますが、 大本山増上寺十二世、中興普光観智国師を勧請して開山祖としました。以後、 青山家の菩提寺として今日まで歴代の当主、十三代の霊をお祀りしてあります。
詳しい歴史はぜひ寺歴をご覧ください。
梅窓院の御本尊の阿弥陀仏は山の手六阿弥陀の一つとして信奉されてきました。また、観音堂には古来より「青山の観音様」と愛称されてきた、 泰平観世音菩薩が安置されております。
江戸三十三観音霊場の第24番札所のひとつとしても知られています。
詳しくは江戸三十三観音とはをご覧ください。
長年親しんできた歴史ある本堂も、時代の流れと共に老朽化が進んできました。そこで梅窓院では平成12年より、大々的な本堂復興事業を開始。新たな本堂はバリアフリー設計で使いやすく、どなたでもお参りしやすい、門戸の広いお寺です。
世界的な建築家・隈研吾氏による新しい梅窓院については建築についてをご覧ください。