梅窓院は法然上人の開かれた浄土宗を宗旨とするお寺です。
正式名を、長青山梅窓院宝樹寺といいます。
建てられたのは、寛永20年(1643)年ですから、約370年前。
徳川家康の家臣、青山大蔵少輔幸成(あおやまおおくらのしょうゆきなり)が亡くなり、その菩提寺として、青山家下屋敷の一角に建立されたのがはじまりです。
幸成の法名にちなみ、お寺の名称が『梅窓院』となりました。
梅窓院が建てられた当初は、青山家の氏寺として発足しましたが、徐々に、青山家以外の近隣の人々にも門戸が開かれていきました。
江戸時代中期には、檀家数約800軒程度を有する寺になったようです。