令和元年 開山忌・能楽法要

※この行事は終了しました。
梅窓院の開山祖、南龍和尚の御忌法要を行います。
開山上人へのご供養と報恩感謝の法要です。
また、法要後に能楽を奉納します。
なお、法要と能楽ともに一般の方も参列、鑑賞できます。
ともに費用はかかりません。

日 程
令和元年6月8日(土)
14:00 ~ 写経 於 2階 客殿
15:00 ~ 開山忌法要 於 2階 本堂
16:00 ~ 清興 (能楽) 於 2階 本堂
※予定は変更になる場合もございます。
能楽からのご鑑賞は行っておりませんので、法要からのご参列をお願い申し上げます。

入場料
 無料
演 目 半能「敦盛」はんのう あつもり

あらすじ
熊谷直実は、一の谷の合戦で平敦盛を手にかけました。
敦盛はまだ16歳の少年でした。直実は戦や世の中に無常を感じ出家して蓮生と名乗りました。
そして敦盛を弔う為に一の谷に下ります。
敦盛を弔っていると、どこからともなく笛の音が聞こえ、草刈男達がやってきます。
蓮生が今の笛はあなた方が吹かれたのですかと聞くとその中の一人の男が「そうです。私が吹いておりました」と答えます。
そしてその男と話をしていると、他の男達は帰っていきます。
蓮生は男に「なぜあなたは帰らないのですか」と聞くと草刈男は「自分は敦盛ゆかりの者で、十念を授けて欲しいのです」と言います。
蓮生が念佛を授けると男は自分こそ敦盛の霊であるとほのめかして姿を消します。
蓮生が夜もすがら回向をしていると敦盛の霊が現れます。そして昔語をします。
それは、栄華を誇った平家の没落。また一ノ谷の合戦の前夜、父経盛らと今様を謡い自分は笛を吹き遊興したこと。
そして、自分の最期の事。自分の最期を思い出し、蓮生こそが自分の敵だと太刀を振りかざし蓮生にかかってきます。
しかし今は自分の事を弔ってくれる蓮生に感謝をし、後々の供養を頼み消え失せます。
今回は、蓮生法師が弔っているところへ、平敦盛の霊が現れる後半部分を演能します。

入 場 料 無料

出 演 観世流能 橋本 忠樹(はしもとただき)
1974年京都生まれ。東京藝術大学音楽学部卒。
観世流シテ方橋本礒道長男。父及び故片山幽雪、片山九郎右衛門に師事。
3歳で初舞台。大学在学時には、観世流26世宗家 観世清和、故藤波重満、
故野村幻雪、各師に師事。若者に能楽の魅力を伝える新たな試みに挑戦し、
他ジャンルとの共演、お寺・神社やバーでの能公演など、
若者が気軽に能や日本の古典に触れられる機会を企画し公演を行っている。
また、実際に謡・仕舞を教え伝える事にも熱心で、京都・東京での稽古活動の他、
幼稚園・小学校等でワークショップを開き、幼少から日本の伝統文化である
「能」に触れることによって「本物」を見極める目を養う機会を提供している。

(公社)能楽協会会員・(一社)日本能楽会会員・(公社)京都観世会会員
能楽協会京都支部常議員・大正大学客員教授・和歌山大学非常勤講師
京都市DO YOU KYOTO?大使

※写経は奉納料1000円頂戴致します。(事前申込制・定員38名)
※当日法要終了後(15:30頃より)出演者より能・演目の説明があります。また、演目のあらすじの資料を配布しますので、初めての方でも安心してご鑑賞頂けます。
※行程は変更になる場合があります。
※お車でのご来場はご遠慮下さい。
※どなた様もご参加いただけます。お申込みの必要はございません。
※団体での参加を希望される場合は、事前にご連絡をお願い致します。