令和5年 十夜法要・法話・法然上人 浄土宗開宗850年記念ミニコンサート「浄土の調べ」
浄土宗が大切にする念仏を称え、五穀豊穣に感謝する四季折々の季節感が溢れる日本ならではの行事です。
今年は藤倉浩輝上人の法話後に、祖師堂に移動して、東京三田・大信寺住職の中村孝之上人・之音企画による法然上人の想いを旋律に乗せた「浄土の調べ」を、声楽・ピアノの演奏とともにお楽しみ頂けます。
来年、令和6年は法然上人が浄土宗を立教開宗して850年目となります。それに合わせた記念のミニコンサートとなります。
入場無料・お申込み不要で一般の方もご参列、ご観賞頂けますので、ご家族・お友達をお誘い合わせの上お越し下さい。
※演奏からのご鑑賞はご遠慮頂いておりますので、法要からのご参列をお願い申し上げます。
※この行事は終了しました。
【日 程】
令和5年11月18日(土)
●十夜法要 14:00~ 会場:2階 本堂
●法話 法要終了後~ 会場:2階 本堂
法題:「自分は幻」~ムダな苦しみをなくす方法~
講師:藤倉 浩輝(ふじくら こうき)上人
●演奏 15:30~ 会場:地下2階 祖師堂
法然上人 浄土宗開宗850年記念ミニコンサート「浄土の調べ」
出演:之音(しおん)企画(大信寺住職 中村孝之上人・渡邉公威・黒木直子・村林徹也)
※途中休憩がございます。
※16:00終演予定です。
※予定は変更になる場合がございます。
法然上人 浄土宗開宗850年記念ミニコンサート「浄土の調べ」 プログラム
「月影」・「開経偈」・「一枚起請文」 …他
中村孝之上人作曲の作品を中心に、ピアノ・声楽の演奏によって浄土の世界を表現して頂きます。
之音企画/東京三田・大信寺三味線寺住職 中村孝之上人よりメッセージ
「楽」の調べは浄土を想い描くことができます。
私、中村は昨年夏、虎ノ門病院に通院した際、意識を無くしました。一歩間違えば危なかったという臨死体験でした。しかし、病院であったことが幸いし、こうして現在に至っております。
それまでも作曲活動をおこなっておりましたが、今回の経験が、より浄土の世界を描くことに役立っております。皆さまに私が感じた浄土の世界を、浄土宗のお経とともに音楽で御見せ出来れば幸いでございます。
とくに「一枚起請文」は法然上人の御遺訓でございます。その言葉を歌として皆さまに受け取っていただきたく存じます。
出演者プロフィール
十夜法要とは
十夜法要とは、約550年前に伊勢守平貞経(いせのかみたいらのただつね)の弟、貞国(さだくに)が、京都にある天台宗の真如堂で修したものが始まりです。後に浄土宗鎌倉光明寺でも行われるようになり、浄土宗ではなくてはならない法要として現在に至っております。
もとは陰暦10月5日の夜より、15日の朝の十日十夜に渡って行われるもので、その間不断念仏を唱えて別時の念仏を修し、阿弥陀様のお慈悲に感謝するものです。今日では5日、3日あるいは1日と期間は短くなりましたが、浄土宗の経典「無量寿経」にも、「この世で十日十夜の間善行を行うことは、仏の国で千年間善行を行うことよりも尊い」と説かれております。
この大切な法要に参加し、仏の国での千年にも勝る善行を是非積んで頂きたいと思います。