令和5年 開山忌法要・能楽奉納
梅窓院の開山祖、南龍和尚の御忌法要を行います。
開山上人へのご供養と報恩感謝の法要です。
また、法要後に能楽を奉納します。
なお、法要と能楽ともに一般の方も参列、鑑賞できます。
ともに費用はかかりません。
※令和4年の能楽奉納の様子。
※この行事は終了しました。
日 程
令和5年6月10日(土)
15:00 ~ 開山忌法要 於 2階 本堂
16:00 ~ 清興 (能楽) 於 地下2階 祖師堂
※予定は変更になる場合もございます。
能楽からのご鑑賞は行っておりませんので、法要からのご参列をお願い申し上げます。
入場料 無料
演 目 半能「鞍馬天狗」
あらすじ
桜満開の春の日。鞍馬寺の僧が寺に預けられている稚児達を連れ、山中に花見に行きます。
するとそこへ一人の山伏が花見の場に入り込んできました。
興ざめした一同は「また明日来よう」と帰ってゆくのですが、一人の稚児だけはその場に留まり続けていました。
稚児は山伏へ声をかけ、一緒に花を眺めようと誘います。実はこの稚児は、平治の乱で敗れた源義朝の子・牛若丸だったのです。
牛若丸は、預けられた鞍馬寺で平清盛の子弟にあたる他の稚児達から迫害され、不遇の日々を送っていました。
山伏はそんな彼を可哀想に思い、花咲く山々を案内し心を慰めます。やがて山伏は「自分はこの山に棲む大天狗だ」と明かし「明日もう一度お目にかかりましょう」と言い残して姿を消すのでした(前半)。
翌日、武芸に励む牛若の前に、大天狗が真の姿となって現れ、自分を師匠と仰ぎ慕ってくれる牛若丸に感心し兵法の奥義を伝授します。
大天狗は、武門に名高い清和源氏の血を引く牛若を讃え、やがて平家を滅ぼすことが叶うだろうと予言し、これからも活躍を見守り続けると約束し別れを惜しみつつ鞍馬山の梢に翔けって去ってゆくのでした(後半)。
本日は半能の為、大天狗が牛若丸に兵法の奥義を伝える後半部分を演能します。
出 演 観世流能 橋本 忠樹(はしもとただき)
1974年京都生まれ。東京藝術大学音楽学部卒。
観世流シテ方橋本礒道長男。父及び故片山幽雪、片山九郎右衛門に師事。
3歳で初舞台。大学在学時には、観世流26世宗家 観世清和、故藤波重満、
故野村幻雪、各師に師事。若者に能楽の魅力を伝える新たな試みに挑戦し、
他ジャンルとの共演、お寺・神社やバーでの能公演など、
若者が気軽に能や日本の古典に触れられる機会を企画し公演を行っている。
また、実際に謡・仕舞を教え伝える事にも熱心で、京都・東京での稽古活動の他、
幼稚園・小学校等でワークショップを開き、幼少から日本の伝統文化である
「能」に触れることによって「本物」を見極める目を養う機会を提供している。
(公社)能楽協会会員・(一社)日本能楽会会員・(公社)京都観世会会員
能楽協会京都支部常議員・大正大学客員教授・和歌山大学非常勤講師
京都市DO YOU KYOTO?大使
※当日法要終了後(15:30頃より)出演者より能・演目の説明があります。また、演目のあらすじの資料を配布しますので、初めての方でも安心してご鑑賞頂けます。
※行程は変更になる場合があります。
※お車でのご来場はご遠慮下さい。
※どなた様もご参加いただけます。お申込みの必要はございません。
※団体での参加を希望される場合は、事前にご連絡をお願い致します。